背景
Kindle Scribe
を購入しました。 E-ink ディスプレイ 10.2 インチ、これは
オライリー本のサイズ
に匹敵します。とうとう紙が要らない時代にやって来ました!
iPad (動画) や Shokz (音声) と異なって、 Kindle Scribe (本) は既製の Kindle
や紙と競合します。本当に買う価値があったのか? 自身の行動を振り返ってみます。
Kindle Scribe でやったこと
画面が大きいと、気軽に PDF を読むことができます。 PDF が読めるとなると……
簡単な論文を読んだ
……論文が読めます。 Haskell を使ったゲーム開発は論文になるのですね。
Apecs: A Type-Driven Entity-Component-System Framework
を読みました。正式な論文なのかは分かりませんが (論文を書いたことが無い)
、高品質なブログ記事という趣です。
Apecs は
SPECS
に影響を与えたという風に書いてあります。そうだったのか……? あまり具体的なコードを読まずに全体の流れを知ることができますから、エアプに適しています。
Apecs
のチュートリアルを読むよりも、この論文 (?) を読む方が負荷が軽いのです。どちらかと言えば、
Apecs は最小構成の ECS 実装であることが分かりました。
読後は
Game Development in Haskell
を読んでいます。
Apecs
を使ったり、独自ライブラリでゲームを作る内容ですから、ぜひとも読みたいコンテンツでしたが、実際は
1 ページも読んでいませんでした。 Kindle Scribe があればページが進みます。
積み本崩しが進む……かも
読みかけの PDF がありますが、なんとなく読む気がしない。 Kindle Scribe
によってその状況が打破でき……そうです。 3 年後には!
-
The implementation of Lua 5
言語実装のお供に!
-
Type-Driven Development with Idris
関数型言語の本が尽きたら!
-
Rust for Rustacians
その次に!
ebook を探すようになった
新しいコンテンツは電子書籍で探します。技術書は特に出版社から直接購入できる場合が多いです。
ラムダノート
ラムダノート の
ピアリング戦記
を読んでいます。まず internetworking
という言葉を知らなかった時点で面白い。時雨堂のセールに感謝です。
O'Reilly Japan
Real World HTTP ミニ版
を読んでいます。なんと無料! 前書きが全文暗記したいほど面白いので『間違いない』と思います。これも
Kindle Scra (略)
O'Reilly Japan の ebook
を見てニヤニヤする時間を得ました。表紙一覧が見えないことに苦しみを覚えますが、
pup がなんとかしてくれました。
-
Go 言語による分散サービス
の表紙が面白い
-
並行プログラミング入門
の表紙は
Haskellによる並列・並行プログラミング
の流れを継いでいた
-
例題で学ぶ微分方程式 など
数学の本 がある
BOOTH
BOOTH で『Haskell』と検索
すると、我らが『Haskell
で戦う競技プログラミング入門』はもちろん、λ計算や圏論への道も開かれていることが分かります。
技術同人誌の売り場は BOOTH から Zenn に移行しています。 Zenn
のコンテンツは基本ダウンロードできませんから、少し考える必要があります。
まとめ
Kindle Scribe では他の本に移動するのが面倒なので、まず 1 ページを読んでしまいます。 1
ページ読めばこちらのものです。
論文を読み始めたのは意外な収穫でした。フォーマット変換が不要な分だけ、ブログ記事よりもお手軽なのです。新鮮なコンテンツを味わっていきたいと思います。