背景
僕はエディタに拘りがありません。 Vim キーバインドさえあれば何でも良いのです。
しかし Emacs の workflow は一皮剥けている気がします。ここでは『多重化』の観点から僕の Emacs
を紹介します。
主な workflow
僕の環境は多重化に力が入っています。多重化には 3 段階あります。
- 画面分割
- マルチタブ
- マルチ・マルチタブ
僕は Emacs をターミナルから起動するので、ターミナルの多重化から説明します。
ターミナルの多重化
tmux
を使うと、ターミナルの画面分割ができます。マルチタブ機能もあります。
画面下部の ABC
, dotfiles
,
ranger
というのがタブです。マルチタブを持つ
session も多重化できます。マルチ・マルチタブです。
Emacs の多重化
ターミナルの中で Emacs を起動します。 Emacs の中でも画面分割が可能です。
最上部の config
, ABC
,
Server
にお気づきでしょうか。これらがマルチ・マルチタブであり、プロジェクトの切り替えに相当します。
Server
タブに切り替えてみました:
Emacs のウィジェット
サイドバーにはプログラムのアウトラインを表示することもできます。僕はハードコアな環境を求めているわけではなく、リッチで優しい
UI が好きです。
ついでに magit
にも触れておきます。 magit
と言えば Emacs の killer
feature です。 git add
を始め、 rebase
, squash
/
fixup
のような複雑な操作も比較的簡単にガイドしてくれます。
Emacs における検索
ファジー検索とプレビュー機能も欠かせません。 Emacs もこうした機能は得意です。
まとめ
僕はエディタの表面的な部分に関心があったので、結果的に Emacs に流れました。 Emacs は
Notepad++++++++++++++
として使っています。
なぜ他のエディタを使わないのか聞かれたときは、上記のような多重化機能が他のエディタには無い
(と認識している) からと答えるつもりです。