背景
前の投稿 で作った org-mode
製 SSG
を改良します。マイナな変更が多いです。
改良点
表現力の強化
トップページ (sitemap)
変更前は、日付が <a>
タグの中にありました:
変更後、日付を <a>
タグから分離しました:
図
ASCII から画像生成するツールを導入しました。 AsciiDoc でもお馴染みでした。
ditaa
+--------------+
| Hello World! |
+--------------+
plantuml
Bob ->> Alice : Hello World!
graphviz
strict graph {
a -- b
a -- b
b -- a [color=blue]
}
用意しましたが、今後のブログで 1 回使うかどうか……。
html 出力を綺麗に
prettier
で html を整形する
自分でも html の確認が楽になりました:
$ npm install prettier
$ npx prettier --print-width 100 --write out/*.htm
ox-slimhtml
を ox-html
と併用する
ox-slimhtml は 500 行程度の html
バックエンドです。 ox-html
と比べてシンプルな html を吐くのが特徴的です。
カスタマイズが簡単だったので、見出しの id
タグを定数 (見出しの名前)
に変更しました。ただ初期状態ではテーブルに対応していなかったため、
ox-html
をベースに、一部のフィルタを
ox-slimhtml
で上書きする形に変更しました
(org-export-define-derived-backend
) 。
感想
最近の自作ブログ界隈 (?) では、既成の SSG を使うか、
matklad 氏のように Deno
で実装するのがイケている気がします。一方 org-export
を使った場合、
org-mode
の設定と SSG の調整を 1 つの言語で完結させられるのが良いです。
結局必要な機能は多く無いので、何を使っても問題ありません。たまたま
org-export
を楽しめているのは、 Emacs を始めた利点の 1 つです。