背景
去年の 8 月に
Keyball 44 組み立て
をし、分割キーボードを導入しました。今回は経過を紹介します。
経過
1. 44 キー操作
まず Keyball 44 のデフォルトマップを習得しました。
レイヤ 0
アルファベットがレイヤ 0 に配置されています。有名なタイピングゲーム『寿司打』にて打鍵を練習しました。無刻印キーボードの利用は初めてで、刻印付きのキーボードを見てキーの位置を確認していました。
キーボードが左右で分割されるため、どのキーをどの指で操作すべきが明確でした。そのため初めてブラインドタッチを習得できました。
レイヤ 1
矢印キーやマウスキーがレイヤ 1 に配置されています。 PageUp/PageDown や function
キーもあり、ブラウジングする中でキー配置を記憶しました。
WM
の操作のため装飾キーの位置も暗記しました。装飾キーは全レイヤで共通の位置に配置してあります。
レイヤ 2
数値キーと記号キーが配置されており、情報量が多いです。数値キーはテンキーと同じ形のため入力が簡単です。しかし、記号キーはややランダムな配置が多く、
Shift +
数値キーの形で入力するものもあります。しばらくプログラミングが苦痛になる時期もありました。
2. 34 キー操作 (独自マッピング)
44 キー操作に慣れて半年も立つと、意外と冗長なマッピングに気が付きました。たとえば十字キーが
2 セットあるのは無駄です。さらにキー数を削減する方向で考えました。
修飾キー: Shift, Alt, Win
修飾キーは、 Shift のようにキーボードの端にあることが多いです。付近のキー、たとえば
z
の長押しが Shift になるようにキー設定することで、キー数を削減できました。
記号キー: ESC, Tab, '
, \
, _
記号キーはレイヤ 1, レイヤ 2
に仕込みました。やや操作感が変化しますが、慣れればどうということもありません。むしろ手首の移動が減った分、ブラインドタッチが簡単になりました。
その他: ESC, DEL
これらもレイヤ 1
に仕込みました。それでもまだキーが余るほどです。もっとも親指キーを使いたいので、キー数を 34
から削減する予定はありません。
まとめ
効果
キー数を削減したことにより、ブラインドタッチが容易になりました。タイピング速度が向上したのか、『寿司打』の『高級コース』にて 2 万点を達成できました。
またキーボード操作に程良いアクション性が生まれ、レイヤ切り替えなどを駆使した PC
操作は以前よりも楽しくなったと思います。大満足です。
今後の展望
Keyball の次のコンテンツを探しています。
-
home-row mods の導入
30 キーや 16 キー操作の人 (Ben Vallack 氏等) がよく導入しています。今後のキー数削減に備えて導入したいです。
-
30% キーボード
ポインティング・デバイスの付いた 30 キー程度のキーボードを探しています。
-
Steno keyboard
キーの同時押しを活かしたキーボード類です。難し過ぎる気もします。
-
CharaChorder / Master Forge
すべてのキーがフリック入力のようになっているキーボードです。
ポインティングデバイスが付属している意味で、案外
Master Forge もアリかもしれません。