背景
Leversteno を発注しました。 8 月末までに到着予定です。これはレバー機構を有した比較的安価な速記キーボードなのですが、速記の話は今回は割愛します。
Leversteno を通常のキーボードとして使うには、キー数に難があります。下図の通り、左手には 2x4 キー (および * キーと親指キー) しか割り当てられません:
この限られたキー数で、どのキーボード配列を使用するか検討してみました。
キーボード配列の検討
24 キー QWERTY (二段圧縮)
まずはおなじみの 二段圧縮 です。上下 2 キーを同時押しすると、QWERTY キーボードの中央列を入力できます (例: q+z = a):
左手に 5x2 キーが必要なため、 Leversteno では使用できません。二段圧縮を止め、他の配列を検討します。
横方向のコンボを使えば、 Leversteno 上でも "準" 二段圧縮ができます。しかし本来の二段圧縮ほど綺麗な表現ではないため、あまり魅力的に感じませんでした。
18 キー QWERTY (Tiny18)
Tiny 18 キーボードも QWERTY 配列のメンタルモデルを活かした小型キーボードです。やはり QWERTY が大きく崩れるため、僕としては候補から外れます。
Piano (Ben Vallack)
Ben Vallack 氏の Piano キーボードではコンボ (複数キーの同時押し) を禁止し、レイヤー切り替えを多用することで 18 キーでやりくりしています。
Has Your Keyboard Got Too Many Keys? (Youtube)
たとえば Ctrl+a を押すために 2 ストローク必要になります。これは僕の好みでは無いため候補外です。
Ben Vallack 氏自身も、後に他のキーボードに移行したように見られます:
Taipo 配列
Taipo 配列 は片手用の配列で、左右対象な形での使用が意図されています。左手部分のみを表示すると、次の通りです:
レイヤは無く、 18 種類のコンボにより、片手で 28 キーを表現できます。内 4 種類のコンボは、縦列が修飾キーとなります (home-row mod 的です) 。
さらに親指キーとのコンボでシフトキーや他レイヤーを表現します。 QWERTY 以外の新配列でありつつも、そこまで難易度が高くないため、第一候補です。
ARTSEY / ardux 配列
ARTSEY (および派生した ardux) も片手用のキー配列で、親指キーが無い点が魅力的です。
Taipo と異なり、レイヤ切り替えを使用します。 Taipo の方がより素直な配列に見えるため、候補から外れます。
ASENTIOP
ASETNIOP 配列は僅か 10 キーのタブレット用の配列です。見るからに異常で、これは心が踊ります。
しかし (修飾キー + 他キー) は二回のストロークで表現されます。今回の候補からは外れます。
まとめ
以上から、現状は Taipo が第一候補です。さらに親指キーを削ってみたいのと、 ASENTIOP も気になります。
| 配列 | キー数 | 特徴 |
|---|---|---|
| 二段圧縮 | 24 | QWERTY のメンタルモデルを継承 |
| Tiny18 | 18 | QWERTY を崩しつつも継承 |
| Piano | 18 | コンボ無し、レイヤ切り替えを多用 |
| Taipo | 20 | 左右対称、レイヤ無し |
| ARTSEY / ardux | 16 | 左右対象、レイヤ有り |
| ASENTIOP | 10 | 未知 (理解できず) |
Leversteno が届くまでは Taipo 配列を練習してみます。幸い AI のおかげで、ボタン 1 つでキーボード配列を切り替えることができます (QMK ファームウェア) 。やるぞやるぞ